2024年12月22日
クリスマス礼拝
①その地方で羊飼いたちが野宿しながら…。イエス誕生の知らせを最初に受けたのは、羊飼いたちでした。救いから除外され、戸籍もない彼らに、「今日,あなたがたのために救い主がお生まれになった」と、天使は告げます。羊飼いは蔑まれ、法の外に置かれていたので、神はまず彼らに救いを伝えたのです。すると天では天使らの讃美が響き渡ります。「天には栄光神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ」と。御心に適う人=羊飼いです。当時の人々からは、御心に適わないとのレッテルを貼られていた彼らです。神は地に住むすべての人に平和があるようにと言われた。クリスマスには美しい賛美が生まれ、闇を照らす光が地を覆います。主イエスが自らを良い羊飼いと言われたのは、羊飼いと同じ低さに身を置きすべての人を命に代えても救うためです。その救い主が誕生されたのが、クリスマスです。 (浜田)
②マタイ4章15~17節:ゼブルンの地とナフタリの地…異邦人のガリラヤ、暗闇に住む民は大きな光を見、死の陰の地に住む者に光が射し込んだ。
イザヤ8:22,9:1-5に記された預言。当時ガリラヤと呼ばれた地に住み、そこで召命を受けた徴税人マタイは、主イエスの伝道開始を、この預言の成就の観点から記す。そのときから、イエスは「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言って、宣べ伝え始められた、と。故にヨハネが記す初期ユダヤでの出来事は省かれている。暗闇と死の陰の地とは、BC8世紀アッシリアに占領され、北イスラエルの地に住む民は捕囚として連行され、外国人が偶像崇拝と共に入植した結果、混血の民が多くなり、南ユダの人々から異邦人のガリラヤと軽蔑される地となった。神を捨てた背信と滅びの暗闇の中にいる状態を、光の無い死の陰の地という表現で示された。今の時代もクリスマスは世の闇を照らす光、神の御子キリストの御降誕を祝う喜びの日であることを改めて深く思わされ感謝。 (柴川)
讃美歌119番♪羊は眠れり 草の床に 冴え行く冬の夜 霜も見えつ はるかに響くは風か水か 否とよ御使い 歌う御歌♫
先週,東京集会で行われた礼拝で録音された建徳です。
(建徳 2024-12-22 浜田兄、柴川姉(26:00))