2024年12月1日
主日礼拝
①今回の講習会では「生けるキリストと共に~温故知新~」をテーマに、聖書に基づくキリスト教信仰の本質が語られました。イエス・キリストが明治期から同信会を導き、現在も働かれていることを振り返り、温故知新の精神で過去の教えから未来への知恵を得る重要性が強調されました。特に、イエスが示した二つの掟、すなわち「神を心から愛すること」と「隣人を自分のように愛すること」が取り上げられました。これらは、ユダヤ教の律法から派生しつつ、キリスト教を普遍的な博愛の宗教へと広げる契機となりました。また、この掟が示す縦社会から横のつながりへと変わる世界観は、争いを超越し、平等と愛に基づく社会を目指すものです。「温故知新」の精神で、古代から続く教えを現在に生かし、信仰と実践を深めることが求められています。(小山)
②マタイ2章10節:学者たちはその星を見て喜びにあふれた。
マタイ福音書には、主イエスの誕生について、先ず「イエス・キリストの系図」が記され、続いてヨセフの立場から短く密やかに述べられているが、主イエスが処女マリアから生れた神の御子であり、法的に罪ある人間の系図に入れられ、人間として全人類の罪を負われ、神の裁きを受けられたキリストである意味、人知で計り知れぬ神の御計画と愛を教えられている。ヨセフが「聖霊による」と信じ、受け入れたように、私たちも聖霊によって信じられた幸いを深く思う。更に誕生後、東方から異邦人の占星術学者たちが来訪。メシア誕生の預言を知っていた彼らは、不思議な動く星を発見して導かれ、遠方から旅立ち、遂に幼子イエスのいる場所の上に留まった「星を見て喜びにあふれた」クリスマスは喜びの時。しかし、マタイではこの一箇所のみ。不安や殺意、恐れや幼児虐殺の嘆きに満ちていた。闇の中で「大きな喜びをひどく喜んだ」(直訳)は、今の私たちの喜びと重なり、感謝です。 (柴川)
先週,東京集会で行われた礼拝で録音された建徳です。
(建徳 2024-12-01 小山兄、柴川姉(18:00))