2024年10月6日
主日礼拝

マタイ1756節:ペトロがこう話しているうちに、光り輝く雲が彼らを覆った。すると、「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」という声が雲の中から聞こえた。弟子たちはこれを聞いてひれ伏し、非常に恐れた。
山上の変貌の個所です。復活された主イエス様は40日にわたって弟子たちに現れ、神の国について話されました。次いで五百人以上もの兄弟たちに同時に現れました(1コリント15:6)。イエス様はこの世に住んでおられた間、弟子たちに<主御自身についてモーセの律法と預言者の書と詩編(旧約聖書のこと)に書かれている事柄は必ずすべて実現する>(ルカ24:44)、と言っておられましたが、霊的なお体で現れて、改めて彼らの心の目を開き、ねんごろに説明されました。しかし弟子たちの中にはまだ主を疑い、信じない者がいました。主のご復活は弟子たちにとってさえ、信じがたいことだったのです(マタイ28:17)。ところで、ゴルゴタで主の恐ろしい十字架による死を見つめていた人々の中にも、五旬祭の日が来て、激しく聖霊が降った120人ほどの弟子たちが、様々な外国語で主を賛美するという様子を目撃したのに、この弟子たちの証しする主のご復活を信じない者たちがいました。すると、聖霊に満たされたペトロが立って人々の前で初めての説教をしたのです。漁師で粗野な熱血漢ペトロを最初からお選びになり、イエス様によって伝道者、牧会者とすべく彼を訓練された父神様は、山上の雲の中で「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」とペトロに話し掛けておられました。ペトロに、鶏の鳴く声を聞かせておのれの弱さを思い知らせました。ガリラヤ湖のほとりでは復活の主が三度、「わたしを愛しているか。牧会者として立て」と言われました。聖書を通して、私たちを救い、主の御用に用いようとされた主の愛と御熱意に圧倒されます。  (北原)

 

 先週,東京集会で行われた礼拝で録音された建徳です。

 (建徳 2024-10-6 北原兄)