2022年12月25日
主日礼拝

《建徳要旨》

①創世記16エジプト人の女奴隷ハガルの物語。四千年前、族長アブラハムは神の召命に従い偶像崇拝の地メソポタミヤを旅立ちパレスチナに寄留していたが、まだ子供がなかった。妻のサラも高齢なので神の約束を信じ切れず、自分に仕えるハガルを側女にして後継ぎを得る世的な方法を実行。ハガルは身ごもったが不妊の女主人を軽んじた結果、三角関係の悲劇に。サラの虐待に耐えられず逃亡したハガルは、シュル街道(エジプトへの隊商の道)の泉に着くが、広大な砂漠を渡るのは死を意味する危機に立たされた。彼女に近付かれた神は、生きる道と祝福の御言葉を告げられた。「女主人のもとに帰り従順に仕えなさい」更に、「あなたの子孫を大いなる民とする」と。ハガルは傲慢の罪を悔いて、「あなたこそエル・ロイです」と信仰告白し、主の御名を呼びます(ローマ10章13節)。罪深き世に主が最も近付き、人となられたクリスマスに感謝します。    (E・S)

ルカ2章14節:「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」野宿していた羊飼いらは突然、天からの讃美を耳にします。天使の讃美は、天と地、そこに住む人を一つに結び合わせています。それを引き裂くのが罪で、神と人との間には断絶があり、神の光が遮断されていた。そこで、暗闇を照らす光として、神の栄光を地に持って来られたのがイエスです。それを喜ぶ人に平和あれ。その喜びを与えるためにイエスは来られたのです。天と地、神と人間を一つに結び、ユダヤ人と異邦人という差別を無くするためです。羊飼いは住民登録に値しない非人扱いをされていました。救いから除外されていた人でした。神は、そのような羊飼いに真っ先に救い主の誕生を知らせたのです。生まれた子は、宮殿の柔らかな寝床ではなく、家畜小屋の飼い葉桶の中に寝かされていました。それを見て、羊飼いたちは神を崇め、賛美しながら帰って行きました。 (K・H)

先週,東京集会で行われた礼拝で録音された建徳です。

(建徳 2022-12-25 E・S姉、K・H兄(20:30))