2022年11月6日
主日礼拝

《建徳要旨》

詩編119129節:あなたの定めは驚くべきものです、という言葉の前に新共同訳聖書では(ペー)とあります。この詩編はヘブライ語のアルファベット22文字が頭につく言葉を文頭においた8節からなっています。だから、176節(22×8)と長いのです。129節の初めは「ペラオート」。これには2つの意味があるそうです。1つは上記の「驚くべきもの」。 もう一つは「蜜より甘いもの」。神さまの定め、つまり主の御言葉は私たちの理解を超えて「驚くべきもの」であり、「蜜より甘いもの」ですね。130節の初めは「ペータハ」。「扉が開く」という意味。扉が開いて光が射し込むように、御言葉は私たちを照らし、その歩みを正してくださるのです。あのダマスコ途上のパウロのように。だから131節で、この詩人は、「口を大きく開き」御言葉を慕い求めています。私たちも心の口を大きく開けて、主の御言葉をいただきましょう。(N.H)

②ヨハネ11節:初めに言があった。ロマ1017節:実に信仰は…キリストの言葉を聞くことにより始まる。ヨハネの序文には、神の言としてのキリストが啓示されている。この言はギリシャ語のロゴスで、旧約の「言葉」ヘブライ語のダ-バ-ルとはニュアンスが違う。前者は静的で、後者は動的。主の御生涯には神の言葉の静的と動的の両方が表されている。人知れず貧しく生まれ成長された。メシアとして十字架への道を歩まれ、悲しみの人として罪人を憐み、神の愛と赦しを与えた末、すべての人の罪を負って十字架の死を遂げられた。その主の心の内には、激しい涙の祈りと、神との霊的断絶の嘆き、刑の苦痛を耐え忍びつつ、滅びる魂を救う使命を全うされた熱き愛があった。 (E・S)

先週,東京集会で行われた礼拝で録音された建徳です。

(建徳 2022-11-06 N・H兄、E・S姉(18:44))