2023年12月24日
主日礼拝

《建徳要旨》
マタイ1章18~21節:母マリアは…聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。
ヨセフはこのことで悩み、離縁を決めます。しかし、夢に現れた天使の言葉によってマリアを妻として受け入れました。生まれる子は罪からの救い主で、インマヌエル(神共に在す)と呼ばれます。マタイは、夫ヨセフに起きた出来事を伝えます。一方、ルカは妻マリアに起きたことを、1~2章に記します。

マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身になりますように。」(ルカ1章38節)
天使から「神にできないことは何一つない」と言われてマリアは、信仰によって受け入れます。この時、神の命がマリアの胎内に宿ります。
人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。(ルカ2章3節)
マリアは陣痛が始まったのに、出産できる宿屋がない。ヨセフの尽力により家畜小屋で初めての子を産みます。神の子が生まれるのに、このようなことがありました。誕生の知らせを最初に告げられたのは、戸籍の無い羊飼いたちでした。彼らは疎外され、居ても数に入らない人たちでした。どうせ俺らは、と思っていました。暗闇にいる人たちでした。だからこそ真っ先に「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった」(2章11節)と、知らせました。どんな人も、神の愛から除外されることはありません。それが、クリスマスのメッセージです。

クリスマスには奇跡が起きています。愛の奇跡です。冷酷でケチだった人が愛の人に変えられた『クリスマスキャロル』や、愛する夫のために長い髪を切り、そのお金で夫の懐中時計の鎖を買った妻、ところが夫は妻への贈り物を買うためにその時計を売ってしまったのです。お互い役に立たない贈り物になりましたが、貧しい二人の心は相手を思う愛で満たされた『賢者の贈り物』(オーヘンリー著)。それらは、神が私たちに独り子イエスをお与えくださった愛のゆえです。神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。(ヨハネ3章16節)     (浜田)

 

    先週,東京集会で行われた礼拝で録音された建徳です。

 (建徳 2023-12-24 浜田兄)