2023年9月3日
主日礼拝
《建徳要旨》
①ヘブライ9章15節:キリストは新しい契約の仲介者なのです。それは、最初の契約の下で犯された罪の贖いとして、キリストが死んでくださったので、召された者たちが、既に約束されている永遠の財産を受け継ぐためにほかなりません。
聖書は契約の書です。旧約と新約とはどこが違うのでしょうか。旧約の贖いは、動物の死によって果たされましたが、不十分でした。そこで、神は動物ではなく、ご自分の御子を犠牲にする新しい契約を立てられました。
遺言は人が死んで初めて有効になるのであって遺言者が生きている間は効力がありません。(17節)。原語は契約と遺言が同じ語です。ここに深い意味があります。イエス・キリストが十字架で死んで、初めて新しい契約=遺言が成立したからです。遺言の内容が福音です。神は永遠の財産(遺産)である永遠の命を、十字架のキリストによって私たちに与えてくださったのです。 (浜田)
②ヨハネ17章3節:永遠の命とは、唯一のまことの神であるあなたと、あなたがお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。主は最後のお祈りで「永遠の命」の定義を示されました。知ることの意味について、ギリシア語で書かれた新約聖書の知るには、対象を客観的に観察し見極めて認識する(自然科学の発達や現代人の理性的な理解の仕方に共通)意があり、対照的にヘブライ語の知るは相互の人格的な交わりを通して理解し認識する意味があります。ヘブライ語の知る(ヤーダー)がギリシア語の知る(ギノースコー)に訳されているので、聖書的な意味を含んだ信じることと同義語に理解されるという。故に私たちは、人類救済を計画された神と、その愛と赦しの十字架の御業を成就されたイエス・キリストを信じることで永遠の命に与る確信を得られます。主が備えられた御国を望み、信じ続けることと、主を証しすることができますように祈ります。 (柴川)
先週,東京集会で行われた礼拝で録音された建徳です。
(建徳 2023-09-03 浜田兄、柴川姉(18:15))