2023年6月4日
主日礼拝
《建徳要旨》
①ヨハネ3章16節:神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
ある方の体験。クリスマスの数日前、2歳の息子が急に亡くなった。2日ばかり患ってのこと。親の子に対する執着がどれほど大きいか、子を亡くしてみて初めて知った。子を持って知る親の恩というが、子を失って神の愛が分かった。息子の通夜にヨハネ福音書1章から精読して3章16節に到り、泣けてならなかった。神がその独り子をこの世に送られたとはどんなに大きな犠牲であったか。この犠牲なくして、神に背く世は救われなかった。主は我らのために命を捨ててくださった。これにより愛ということを知った。本当にそうだ!神は愛である。このことを息子を失うまでは、しみじみと実感できなかった。幼子は死んだのではない、キリストと共に新しく誕生したのだ。礼拝讃美歌218番(シンプソン作)歌詞の意味。 (K・H)
②マタイ5章43,44節:「隣人を愛し、敵を憎め」と命じられている。しかし…敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい
旧約の律法では隣人は同胞のこと(レビ19:17,18)。敵は異邦人とされていました(申命9:1,20:16,17などを要約)。但し、当時の先住民(異邦人)が偶像崇拝で神に逆らう罪を裁くためにイスラエルの民が用いられたのです(9:1-5)。主は「敵を愛し。敵のために祈れ」と律法を超えた真の隣人愛を示され、「天の父の子となるためである」と言われました。善悪、正不正の差別なく全ての人に恵みの太陽と雨を注がれる神の愛に与り、その愛を持つ者となるの意。更に、神の愛が差別なく完全であるように、あなたがたも完全になりなさい、と結論されています。主はその御生涯と十字架の御死をもって神の完全な愛を、これらの御言葉を全て実践されて救いを成就されました(ルカ23:34)。 (E・S)
先週,東京集会で行われた礼拝で録音された建徳です。
(建徳 2023-06-04 K・H兄、E・S姉(18:25))