2023年5月28日
主日礼拝

《建徳要旨》
使徒言行録2章113節:五旬節=レビ23章15,16節。旧約と新約は繋がっています。過ぎ越し=十字架、初穂の祭り=復活、七週の祭り=聖霊降臨。十字架・復活・昇天を経て10日目に使徒たちに聖霊が注がれました。今日がその日ですが、偶然ではありません。穀物の収穫(魂の救い)を示す五旬節の日に起こっているのです。9~11節に列記された国々から集まった人々は、使徒たちの語る言葉に驚きます。そもそも言語が違うのに、誰もが自分の故郷の言葉が話されていると聞こえました。驚くべき光景です。聖霊を受けた使徒たちは、主によって成し遂げられた救いである十字架と復活を語ります。ペンテコステ(五旬節)は主イエスが救いの御業を成し遂げ昇天された結果で、聖霊が信じる者を一つにします。ですから、キリストが人となられたクリスマス、贖いの死を遂げられた十字架、三日目に復活されたイースターと同じく、ペンテコステの聖霊降臨日は重要なのです。
創世記11章に記されたバベルの塔の出来事は、人間が傲慢にも神の領域まで犯そうとした結果、神の怒りによって互いに言葉が通じなくなり、各地へと離散させられた物語です。それ以後、多くの言語に分かれ、言葉が通じない。それが、ペンテコステの日に聖霊という共通の言葉によって、一つに再統合されたのです。言語が違って理解できないはずなのに、自分の国の故郷の言葉に聞こえ、話していることが理解できたからです。これは奇跡ですが、この日、3000人が救われ、教会が誕生します。そして、聖霊が助け主として働かれます。
私たちは聖霊を受け、聖霊によって神の愛が私たちの心に注がれます(ローマ5章5節)。神の愛が分かるのは聖霊の働きによってです。更に、キリストの命として聖霊が私たち内に宿り、住んでくださるのです。ペンテコステはその始まりです。       (K・H)

 

  先週,東京集会で行われた礼拝で録音された建徳です。

 (建徳 2023-05-28 K・H兄)