2023年4月23日
主日礼拝

《建徳要旨》
ルカ10章2537節:何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか。
この質問に対して、主は質問で返し律法には何と書いてあるか、と尋ねます。その人はすぐ「神を全身全霊で愛し、隣人を自分のように愛することです」と答えます。主イエスは、「知っているのなら、それを実行しなさい。そうすれば永遠の命が得られる」と返します。どうして「信じるだけで得られる」とは言われなかったのか。永遠の命=救い。救われたいなら、律法の通り実行しなさい。これは、行いによる救いですが、こう答えられた主の言葉から、十字架の贖い以前と以後の決定的な違いに気づかされました。ここは十字架以前です。聖書の通り行えないことを承知の上で、実行を求められたのです。この人は自分が出来ていないことを隠し、正当化しようとして「私の隣人とは誰ですか」と問い返します。そこで語られたのが、よきサマリア人の譬です。追いはぎに襲われ、助けを必要としている人の隣人になったのは誰か。主イエスです。 (K・H)

ヨハネ21章22節:「あなたに何の関係があるか。あなたは私に従いなさい」。
三度、主を否んだペトロは赦されて彼自身の務めを告げられた時、この人(ヨハネ)はどうなるのか、と気になりました。主は「彼は彼の務めに従うのだから、気にしたり比較せずわたしに従いなさい」と言われました。かつて伝道者として同信会の若者に新しい風を吹き入れて奉仕され、その後、元の教団の牧師に戻られた方が、今キリスト教に基ずくオンリー・ワン教育を実践する母校(聖学院中高)の校長に就任されています。私達がナンバー・ワンではなくオンリー・ワンとして神に一人ひとり選ばれ愛されている存在であり、異なる賜物と務めを与えられていることを「わたしの目にはあなたは値高く尊い…」(イザヤ43・4)「わたしがあなたがたを選んだ…」から示され、今主が小さな私に何を期待されているかを思わされました。  (E・S)

  先週,東京集会で行われた礼拝で録音された建徳です。

 (建徳 2023-04-23 K・H兄、E・S姉(18:00))