2023年3月19日
主日礼拝

《建徳要旨》
①ローマ5章4節:忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。ローマ書5章1~11節は有名な「信仰義認」の中心をなすところです。中でも標題の三段論法は有名です。ですが、私は「練達」と言う言葉が腑に落ちませんでした。そのことを調べてみました。先ず、この言葉は、文語訳、口語訳と新共同訳にしか使われていません。中国語訳でも英訳でも、「練達(熟練してその道の奥義(おうぎ)に達していること)」とはかけ離れた訳となっています。ギリシャ語では,この言葉は「保証」を意味し、標題の聖句は「苦難や困難に耐久していると、それを神様が見て、お前は良くやっているなと太鼓判を押してもらえ、それ故に世の終わりの時天国に入れるという希望を持つことになる」という意味と教えられました。正に信仰義認で、我々の側では何もしていないのに、神様が我々を認めて下さり、それがイースターに繋がっている,と知りました。(E・K)
創世記1章27節:神は御自分にかたどって人を創造された。…男と女に創造された。
この御言葉からは性差別に関わる意味は読み取れず、人=男と女は平等に神にかたどって(人の精神面)創造された。次に擬人化された神に土で造られた人(アダム)から、助ける者(エゼル:応答する者)として女が造られた物語が続く。この創造の順序が主従関係として父権制度社会に適用されてきたという。パウロは「男も女もありません」(ガラ3・28)と述べ、女はだれでも祈り預言することを認めている(Ⅰコリ11・5)一方で、霊の秩序のためには「婦人たちは教会で黙っていなさい」(14・34)と記す。時代背景や状況や文脈から御心を啓示され、すべては神の栄光のために(10・23)、男と女の関係もパートナーとして敬意をもって支え合い愛し合って生きることを示された。主も差別なく女性を愛されたことを感謝しつつ国際女性デーに思う。 (E・S)

  先週,東京集会で行われた礼拝で録音された建徳です。

 (建徳 2023-03-12 E・K兄、E・S姉(14:45))