2022年10月2日
主日礼拝
《建徳要旨》
①エズラ記1章1節:ペルシア王キユロスの第一年のことである。この言葉から始まる1章はキュロス王による捕囚からの解放の勅令が記されています。イスラエルの人々を捕囚にしていたバビロンは、王宮の壁に書かれた「メネ、メネ、テケル、そしてウパルシン」というナゾの言葉をダニエルが解読した、その夜、ペルシアによって滅ぼされてしまいました。そして即位したキュロスは捕囚の民にエルサレムに帰国して、神殿を建てるよう命じます。また事情で残留する人々には経済的支援を、さらにバビロンが戦利品として没収した財宝もそのまま返却するよう指示したのです。これが1章のあらすじです。
さて、私は3つの言葉に注目しました。
第1は、1節と5節にある「心を動かされた」です。動かしたのは神さま。キュロスは神さまに心を動かされてこの布告を出しイスラエルの人たちも神さまに心を動かされて神殿建設を決意し、また、その支援をしました。
第2は、3節と5節の「上る」です。これは神殿建設に立ち上がることを意味しています。王も民も共に、心を動かされて、すぐに行動したのです。
第3は、1節と3節の「神が共にいてくださる」です。捕囚の民の帰還の旅は何も記されていないので、まるで瞬間移動でもしたかのようですが、この人たちの多くはエルサレムも神殿も見たことのない人たちですから、指導者たちはさぞ苦労したことでしょう。それを神さまは共にいて導いてくださったのです。さて、以上のことは私たちにも同じことが言えるのではないでしょうか。神さまは私たちの心をも動かしておられます。そして、それに応えて御心に適う教会を立ち上げることを望んでおられるのです。わたしたちが思い切って行動するなら、神さまは必ず、私たちと共にいて導いてくださることでしょう。 (N.H)
先週ライブ配信された建徳の録音です。
(建徳 2022-10-02 N・H兄)