2021年11月7日
主日礼拝

《建徳要旨》

①サムエル記下1213節:わたしは主に罪を犯しました。
 バト・シェバ事件は、ダビデが達成感で得意の時に心に傲りが生じて起きました。十戒の人に対する戒め、殺人と姦淫の罪を犯し、預言者に指摘されて我に返ったダビデが、「主に罪を犯しました」と告白した言葉です。この一言には、詩編51編の砕かれた心の悔い改めと憐れみと赦しを乞う嘆願、清い心と新しい聖い霊を授かり再び主を讃美礼拝できる喜びを求める祈りが込められています。そのダビデの子孫に遣わされた御子イエスの救いを信じる者すべてに、罪の赦しと新生と聖霊が与えられ、更に清い実(心)を結ばせて下さる(ガラテヤ5章22節)福音が示されて来ました。
 今、未知のウイルスや気候変動による危機を憂い、自然からの警告として人間の傲慢に気付かされながらも,自然を支配する神の存在と御心を知りません。主の憐れみを祈ります。                      (E・S)

詩編1211節:目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。
エルサレムへ向かう旅人の詩です。彼は遠い山並みを眺めて、旅の安全を神さまに祈っています。でも、山の向こうにいるような神さまにではありません。山を創られた神さま、日夜まどろむことなく、私たちと共に歩んでくださり、旅の禍から守ってくださる神さまにです。だから旅人は神さまに感謝し、賛美しているのです。これは礼拝です。ところが、3節からは、主語が「わたし」から「あなた」に変わっています。私たち読者に語りかけているのです。特に、5節の「あなたの右」とは雛人形の雄雛の席です。私たちの右に花婿なるイエスさまがおられるから安心だよと言っているのです。これは伝道です。人生も旅に譬えられます。天のエルサレムを目指す旅です。その歩みを守ってくださる神さまを賛美し、感謝すると共に、隣人のために、もっと祈らなければと思わされました。(N.H)

  先週ライブ配信された建徳の録音です。

(建徳 2021-11-07 E・S姉、N・H兄)