2021年4月25日
主日礼拝
《礼拝》
礼拝讃美歌⇒152番(旧65番)
『神の御前には』
聖書⇒コリントの信徒への手紙二5:7節
『目に見える姿によらず、信仰によって歩んでいるからです。』
礼拝讃美歌⇒297番(聖歌539番)
『見ゆるところによらず』
聖書⇒ガラテヤの信徒への手紙3:26-27節
『あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。洗礼を受けてキリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ているからです。』
聖書⇒コロサイの信徒への手紙3:12節
『ですから、あなたがたは神に選ばれた者、聖なる、愛されている者として、憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。』
《パン裂き》
聖書⇒マタイによる福音書26:26~29節
『一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、それを裂き、弟子たちに与えながら言われた。「取って食べなさい。これはわたしの体である。」また、杯を取り、感謝の祈りを唱え、彼らに渡して言われた。「皆、この杯から飲みなさい。これは、罪が赦されるように、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。言っておくが、わたしの父の国であなたがたと共に新たに飲むその日まで、今後ぶどうの実から作ったものを飲むことは決してあるまい。』
礼拝讃美歌⇒154番(旧193番)
『罪も咎も汚れもなき』
《建徳》
聖書⇒ヨエル1:1-7節
『ペトエルの子ヨエルに臨んだ主の言葉。老人たちよ、これを聞け。この地に住む者よ、皆耳を傾けよ。あなたたちの時代に、また、先祖の時代にも/このようなことがあっただろうか。これをあなたたちの子孫に語り伝えよ。子孫はその子孫に/その子孫は、また後の世代に。かみ食らういなごの残したものを/移住するいなごが食らい/移住するいなごの残したものを/若いいなごが食らい/若いいなごの残したものを/食い荒らすいなごが食らった。酔いしれる者よ、目を覚ませ、泣け。酒におぼれる者よ、皆泣き叫べ。泡立つ酒はお前たちの口から断たれた。一つの民がわたしの国に攻め上って来た。強大で数知れない民が。その歯は雄獅子の歯、牙は雌獅子の牙。わたしのぶどうの木を荒らし/わたしのいちじくの木を引き裂き/皮を引きはがし、枝を白くして投げ捨てた。』
聖書⇒ヨエル1:15-17節
『ああ、恐るべき日よ/主の日が近づく。全能者による破滅の日が来る。わたしたちの目の前から食べ物は断たれ/わたしたちの神の宮からは/喜びも踊ることもなくなったではないか。種は乾いた土の下に干からび/穀物は枯れ尽くし/倉は荒れ、穀物倉は破壊された。』
聖書⇒ヨエル2:4-7節
『その姿は馬のようで/軍馬のように駆ける。戦車のような響きをたてて山の頂を駆け巡り/わらを焼く炎のような音をたてる。これは戦いの備えをした強大な民の姿だ。その前に、諸国の民はもだえ/どの顔も色を失う。彼らは勇士のように走り/戦士のように城壁をよじ登る。おのおの自分の道を進み/進路を外れることはない。』
聖書⇒ヨエル2:12-14節
『主は言われる。「今こそ、心からわたしに立ち帰れ/断食し、泣き悲しんで。衣を裂くのではなく/お前たちの心を引き裂け。」あなたたちの神、主に立ち帰れ。主は恵みに満ち、憐れみ深く/忍耐強く、慈しみに富み/くだした災いを悔いられるからだ。あるいは、主が思い直され/その後に祝福を残し/あなたたちの神、主にささげる穀物とぶどう酒を/残してくださるかもしれない。』
聖書⇒ヨエル2:25節
『わたしがお前たちに送った大軍/すなわち、かみ食らういなご/移住するいなご、若いいなご/食い荒らすいなごの/食い荒らした幾年もの損害をわたしは償う。』
聖書⇒ヨエル3:4-5節
『主の日、大いなる恐るべき日が来る前に/太陽は闇に、月は血に変わる。しかし、主の御名を呼ぶ者は皆、救われる。…』
聖書⇒使徒言行録2:36-38節
『だから、イスラエルの全家は、はっきり知らなくてはなりません。あなたがたが十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシアとなさったのです。」人々はこれを聞いて大いに心を打たれ、ペトロとほかの使徒たちに、「兄弟たち、わたしたちはどうしたらよいのですか」と言った。すると、ペトロは彼らに言った。「悔い改めなさい。めいめい、イエス・キリストの名によって洗礼を受け、罪を赦していただきなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。』
聖書⇒ルカによる福音書3:10-14節
『そこで群衆は、「では、わたしたちはどうすればよいのですか」と尋ねた。ヨハネは、「下着を二枚持っている者は、一枚も持たない者に分けてやれ。食べ物を持っている者も同じようにせよ」と答えた。徴税人も洗礼を受けるために来て、「先生、わたしたちはどうすればよいのですか」と言った。ヨハネは、「規定以上のものは取り立てるな」と言った。兵士も、「このわたしたちはどうすればよいのですか」と尋ねた。ヨハネは、「だれからも金をゆすり取ったり、だまし取ったりするな。自分の給料で満足せよ」と言った。』
礼拝讃美歌⇒437番(旧173番)
『ひとりの御子を』
《建徳要旨》
ヨエル書より:預言者ヨエルはいなごによる甚大な災害を語った。その破壊力の凄さから、いなごは軍馬のようとある(2章4節)。更に変異種のイナゴが作物に襲いかかる。何もかも食い尽くされて絶望する民に向かってヨエルは、「衣ではなく、心を引き裂け(悔い改めよ)そして、神に立ち帰れ」と告げる(2章12~14節)。「わたしがお前たちに送った大軍、すなわち、かみ食らういなご、移住するいなご、若いいなご、食い荒らすいなごの食い荒らした幾年もの損害をわたしは償う」と言われる(2章25節)。いなごは自然発生のように見えるが、その背後に神の御手が働いているから。コロナウイルスも同じではないか。コロナも変異種が発生して人間に襲いかかっている。でも、神は愛なのに、なぜ災害を送るのか。背後には人間の傲慢さや罪がある。国の指導者を試し、本当に大事なものは人の命なのか、自分たちの利益や権力維持なのかをあぶり出す。今の異常な時にこそ、私たちも心から相手を思い、寄り添えるかどうかが問われている。そして、今置かれた所で、主の御名を呼ぶこと。そうすれば回復し、救われる。ヨエル3章の預言は何百年も後の聖霊降臨(ペンテコステ)で成就した。その時、ペトロは人々特にユダヤ人の罪(キリストを十字架につけた事)を指摘した。罪を示された人々は問うた、どうしたら良いのか、と。ペトロは「悔い改めよ」と言った。自分中心の生き方から、神中心の生き方に方向転換すること。それは何か特別なことをするのではなく人として当たり前のこと。具体的には下着を2枚持っている者は、1枚も持たない者に分けること、食べ物も同じように分けること、徴税人には、規定以上のものは取り立てるな、兵士には、自分の給料で満足せよ(ルカ3章10~14節)と。そうした当たり前のことができない。悔い改め、コロナ禍の只中から主の御名を呼ぶこと。ヨエルは今もそう語っている。(K・H)
先週ライブ配信された建徳の録音です。
(建徳 2021-04-25 K・H兄)