1、詩編1編、2編7~9節:主はわたしに告げられた。「お前はわたしの子、今日、わたしはお前を生んだ。…」詩編全体の構成や特徴について。多くの書が、神はこう言われると語っているのに対して、詩編は人間が神に語りかけ祈り、賛美している。それが特徴。内容は賛美と祈りメシア預言も含まれている。イスラエルの民が困難の中にあるとき、祈りが聴かれたとの確信、信仰の確信が記されている。喜びから主を讃える心が歌われている。詩1編には、祝福・繁栄の道と神の怒りによる滅びの2つの道が示されている。律法を守り行うならば祝福される。ところがイスラエルの民は守れなかった。人間は従おうとしても、従い得ない。そこで救い主が必要になる。第2編7節は、イエスに於いて成就した。こうしたメシア預言が、詩編の最初から出ていることに気づかされた。最後の150編は大いなる賛美。信仰による勝利を歌っている。 (E・S)

2、ヨブ38章1~3節:主は嵐の中からヨブに答えて仰せになった。…わたしはお前に尋ねる。わたしに答えてみよ。ヨブが求めたのは、何故私の上に過酷な災いが降りかかったのかだった。読者である私は思った。神がサタンとの天上のやり取りを話せば、ヨブも「そうだったのですか」と納得するのに、と。しかし神は、最後まで苦難の原因・理由を明かさない。そしてヨブに浴びせかけるように「知っているか、出来るのか」と質問の矢を連射する。直接的な答えは全くしていない。それなのに、ヨブはひれ伏し悔い改めた。驚きだ。神は質問には質問で返される。主イエスも同じで、質問に質問で返している。マタイ21章23~27節はその一例。これは、相手に直接的な返答をするよりも効果的。ヨブは自らの無知と無力さを示され、塵と灰の上に平伏し、神の知恵と力であるキリストを求めた。(K・H)

礼拝讃美歌 363番(主よわがいのち受け取り給え)

 

先週ライブ配信された建徳の録音です。

(建徳 2020-09-27 E・S姉、K・H兄(31:09))