1、ヨブ2章1~10節:サタンは言った。「皮には皮を、と申します。まして命のためには全財産を差し出すものです。」皮には皮を=信仰は取引きであって、全財産、子どもらを奪われても、自分の身が安泰なら痛痒を感じない、という意味。そこで神は、敢えてヨブに業病を与え、ヨブは灰の中に置かれる。それを見たヨブの妻は、夫をこんな酷い目に遭わせる神など呪いなさい、と言うするとヨブは、「お前まで愚かなことを言うのか。私たちは神から幸福をいただくのだから、不幸・災いもいただこうではないか」と妻を諫(いさ)めた。ヨブ記1章では突然の災難で、財産と子ども全員を失い、2章ではヨブの健康が奪われ、重い病に罹ります。誰もが問うのは、ヨブのような信仰深い人に、何故このような不幸が襲いかかったのか。私たちには神とサタンとの天上でのやり取りが示されるが、地上のヨブには何の説明もない。何故なのか分からないまま。それでもヨブは神を信じた。そんなヨブに神は何をされたか。「サタンはあなたがたを、小麦のようにふるいにかける事を神に願って聞き入れられた、しかし、わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った」(ルカ22章31,32節)。祈られていると知る。(K・H)
礼拝讃美歌 503番(天つ真清水 流れ来て)
(ヨブ記について) 42章からなる一大叙事詩がヨブ記です。1,2章は事の起こりで、本論は3~41章に記された詩文。ヨブの身の上に起きた患難の原因について、3人の友との論争が交互に延々と続きます。友人らはヨブの罪の結果だと断定しますが、ヨブは納得しません。次に青年エリフが登場し、3友とは違う苦難の教育的意義を語ります。そして、最後に神が、嵐の中から矢継ぎ早に質問の連射をヨブに浴びせます。神は、最後まで苦難の意味を説明しません。なのにヨブは神の前に悔い改めます。 こうしたヨブ記を、この機に読み通してみませんか。
先週ライブ配信された建徳の録音です。
(建徳 2020-07-05 K・H兄)