1、ヨブ1章1~12節:サタンは答えた。「ヨブが利益もないのに神を敬うでしょうか。」人間は利益もないのに神を信じたりしない、とサタンは言った。確かにその通りかも知れない。「キリストを信じると儲かりますか」と鈴木善七兄は質問された。神が与える利益は計算できる儲けではない。言い尽くしがたき神の賜物。苦しい時の神離れ、という現象が見られるのは、私たちの中にサタンと同じものがあるから。そこで神はヨブを試みに遭わせ、一切の財産、すべての子供を奪ったが、ヨブは主を呪わなかった。ヨブが信じたのは、独り子をさえ惜しまずに賜わる神ゆえ。神は意味もなく苦しみを与えはしない。では、私たちが神を信じ敬うのは、何か利益があるからか?それが問われている。(K・H)
2,創世記3章1~5節:動物の中で最も狡賢い蛇の誘惑。蛇はサタン悪魔の化身。神の言葉を直接聞いていないエバを誘惑し、神は「本当に」そう言われたのかと問いかける。そう問われると疑いが出て来る。先程サタンの話があったが、人間を誘惑して神に背かせる。その方法は①神の言葉を歪め,否定する。②神を疑わせる。③神からの自立こそ自由だと唆す。罪の起源を記すこの物語は、罪の本質(原罪)を示す。私たちはロボットではなく、神を愛し信じる事も、反対に愛さず信じないこともできる。その自由意志が与えられている。3章9節:「あなたはどこにいるのか」との神の呼びかけ。神の愛に背き、罪を犯してしまった人間を探し求める神の呼びかけ。霊的にも神との関係が断絶したアダムとエバを憐れむ神の愛が示されている。主イエスは、その御心をルカ15章の放蕩息子のたとえで示された。失われた人間を探し求める神を、十字架の主に見る。その主は、コロナ禍の中で、人々を招き、神の愛に帰るよう招いておられる。→礼賛427番。 (E・S)
先週ライブ配信された建徳の録音です。
(建徳 2020-06-28 K・H兄、E・S姉(24:07))