1、コヘレト7章14節:順境には楽しめ、逆境にはこう考えよ。人が未来について無知であるようにと神はこの両者を併せ造られた、と。この聖句の中で大事なのは、下線部分。ここに神様の御心が書かれている。今順境の中にいて、それが未来もずっと続くと分れば、必ず高慢になって神を忘れる。反対に今、逆境の中にいる人は、それが未来もずっと続くと考え神から離れる。だから神は今の状態が未来にも続くと思わせないように両者を交互に造られた。つまり、人間が神から離れ、神の愛と恵みを受けられなくならないため、また、もし離れてしまっても神のもとに立ち帰るチャンスが与えられるためである。それは人類の長い歴史を振り返っても、コヘレトの言う通り。新型コロナウイルスという逆境の今、神は私たちをただ苦しませているのではない。1人でも多くの人が神のもとに立ち帰るようにとの愛から出ている。だから私たちが今、真っ先になすべきことは、世界中の人が心を一つにして祈ること。マタイ18章19、20節。(T・M兄)
2、創世記1章27,28節:神は御自分にかたどって人を創造された。コロナ禍の期間、人間とは何か、生きる意味はあるのか、を考えさせられた。2つの点から。①神にかたどって→神の人格のことで、神と交わり、応答できること。創世記が書かれたのは、バビロン捕囚の苦難の時。異国での差別や格差という逆境を体験.そこからの人権宣言にも等しい表現が、我々人間は神の似姿だと。②28節:地を従わせ、生き物をすべて支配せよ、と命じられたが、人間中心に支配がされたら、自然環境は破壊されてしまう。山極寿一氏(京大)の言葉「自然はバランスを保って共存している。それが破壊されると未知のウイルスが呼び出されてしまう。コロナは神からの警告」災いを平和に変えて下さるイエスキリストに、1人でも多く立ち帰ってほしい。神との関わりなく生きるのは人間の本来ではない。(E・S姉)
礼拝讃美歌 120番(丘の上に立てる十字架)
先週ライブ配信された建徳の録音です。
(建徳 2020-06-07 T・M兄、E・S姉(11:45))