ローマ8章18~22節:被造物がすべて今日まで、共にうめき、共に産みの苦しみを味わっていることを、わたしたちは知っています。自分の国だけを優先する自国第一主義、国民よりも自らの政権維持を考える指導者たちによって、自然は汚染され,破壊されてきました。
人間の罪です。全被造物が呻いています。そうした中から、コロナウイルスが生まれ警告しています。地球温暖化によって知床半島に異変が起き、魚が獲れなくなって、ヒグマたちが餓え死にして行く映像を見て、胸が詰まった。冒頭の聖句は、2000年前に自然界のうめきを既に聴き取っていた人の言葉です。人間も動植物も同じ被造物として、共に苦しんでいます。神が創造された多種多様な生き物が姿を消したり、苦しんでいます。しかし聖書は、その苦しみの先に現わされるはずの栄光を示しています。単なる苦しみではなく、産みの苦しみであること。子どもが生まれることで喜びに変わります。今、世界中がコロナで苦しんでいて、いつそれから解放されるのか、先が見えません。でも18節:現在の苦しみは、将来わたしたちに現わされるはずの栄光に比べると、取るに足りないとわたしは思います。今の苦しみの向こうに、再臨される栄光のキリストを見ているのです。切に待ち望みつつ。
礼拝讃美歌 152番(神の御前には喜び満ち足り)
(主の御名を呼ぶ)
礼拝とは、主の御名を呼ぶことです。主の名を呼び求める者は皆、救われる(使徒2:21)。コリント教会では、至る所で主イエス・キリストの名を呼び求めていました(Ⅰコリント1:2)。私たちは、イエス様、主様、と呼んでいます。共に集まれない日が続きますが、コロナによって共に集まって礼拝を献げられることが、当たり前ではないことを知らされます。復活の主は、主の御名を呼ぶ所に臨在され、ご家庭が聖所になります。
ライブ配信された建徳の録音です。
(建徳 2020-04-26 K・H兄)