①ヨハネ1143,44節:「ラザロ、出て来なさい」と大声で叫ばれた。すると、死んでいた人が、手と足を布で巻かれたまま出て来た。11月3日は文化の日。それに因んで、文化について述べます。世の中には色々な文化があります。文化=耕す、カルチャーの意味を持つラテン語。人間の精神を教化し鍛錬するもの。そこから文明と言う言葉が派生します。人間が作り出したものです。インダス文明、エジプト文明など。それではキリスト教文化って何でしょうか。あるいは同信会文化は?その始まりは、日本橋という下町文化、商人の文化。キリストを信じると儲かる(信者を一文字にする)とか。さて、主が愛されたラザロの死について。主は、彼の死後4日目になってベタニアに来られた。彼の死は主イエスの死を示し、復活をも示しました。ラザロが墓から出て来る姿は印象的。(小山栄一兄)

②詩編90117節:あなたは人を塵に返し「人の子よ、帰れ」と仰せになります。詩90編は神の永遠性を言い表してから、人の儚さを述べる。上記の聖句。体は土に返る。しかし魂は神の御許に帰る。主の御再臨を経て永遠に生きる者とされる。モーセは、「主よ、帰って来てください」(13節)と、応答している。主の十字架によって、裁きを免れ、神の御許に帰ることが許される。彼は5つの書を律法として書き、詩90編も5つに区分される。モーセの生涯には色々な苦難があったが、神はそのすべてを益とされた。モーセは約束の地を目の前にしながら、「わたしたちの手の働きを確かなものにしてください」と祈っている(17節)。荒野で死んで逝った者たちを思いつつ、新しい世代が育つようにと願っている。それだけでなく、そのための手の働きを確かなものに、と祈っている。 (人見兄)