①ルツ記1章1~19節:この箇所から4つの決心(決意)
について話します。1,エリメレクの決心(1節):飢饉のため異教の異国モアブへと移り住む決心をした。一時しのぎの積りだったかも知れないが、家族のために、と。2人の息子は父の死後、モアブの女性と結婚。
2,ナオミの決心(6節):夫と2人の息子を亡くしたナオミは、ベツレヘムに独りで帰る決心をする。主の顧みを見たから。2人の嫁には実家に帰り、再婚を勧めた。
3,オルパの決心(14節):ナオミの忠告と説得に従った。異国へ行くと宗教も違い、苦労が多いと判断した。
4,ルツの決心(16節):姑ナオミに「あなたの民は私の民、あなたの神は私の神」と言い、付いて行く決心をする。たとい、待ち受けるのが友のいない地でも。
以上4つの中で、ナオミとルツの決心は、何よりもまず、神の国と神の義を求めたもの(マタイ6:33)。ところが多くの場合、目先の必要や打算、今の生活を変えたくないとの思いから間違った決心をしやすい。そのような時、私たちに取って地上は異国であること、本国は天にこそあることを覚えたいもの。 (人見兄)
②Ⅰコリント15章8~10節:わたしは他のすべての使徒よりずっと多く働きました。しかし、働いたのは、実はわたしではなく、わたしと共にある神の恵みなのです。
力を抜き、弱く無力になるとき、自分以上の力がキリストから与えられる。水泳を習っていた時、力を抜いて水に身を委ねることを教えられた。この原理はすべての事に当てはまる。誰よりも多く働けたのは、私の頑張りではなく、神の恵みの力の故と言われている。その力に委ねる。2コリント12章8~10節:私は弱い時こそ強い。それはキリストの力が私の内に宿るため。弱さの中でこそキリストに委ね切れる。そして、与えられた主の力によって全力を尽くす。(浜田兄)