ローマ16章3~16節:キリスト・イエスに結ばれてわたしの協力者となっている、プリスカとアキラによろしく。
まだ行ったことのないローマの集会なのに、26人もの名前が挙げられ、~によろしく、と記されています。単なる羅列ではなく、挨拶文にも愛ある配慮が払われています。聖書は霊感によって書かれましたがこうした箇所にもそれが読み取れます。私の心に残った名前と、その意味を紹介します。教会のために非常に苦労したマリア、ペルシス=ペルシャの女の意。奴隷としてペルシャから買われて来たためもあって、主のために非常に苦労したペルシス。主のために苦労して働いているトリファイナとトリフォサ=2人は姉妹。他にも女性の名前を挙げています。パウロは女性を蔑視していたと誤解されますが、そうではないことが分かります。同胞ヘロディオン=ヘロデ家の人々の意。ヘロデは幼子イエスを虐殺しようとしました。それから約60年経って、その子孫にキリスト者が生れているのです。暴力に優るキリストの愛による勝利が読み取れます。ルフォスとその母(クレネのシモンの妻)マルコ15章21節。無理やり十字架を背負わせられたシモンは、主を信じ、その子ルフォスは父の信仰を受け継ぎました。彼女は私にとっても母です。神は天の父、地上の教会は母。救われ育てられた教会を、母教会と一般に呼びます。ここに記された名前の多くが奴隷であり、女性もいます。その1人1人の名前を挙げ、主に在る~と言っています。難解と言われるローマ書ですが、愛を込めて書かれ、集会で読まれ、説き明かされました。自分宛への手紙として読みたいものです。    (浜田兄)