神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。(ヨハネ3章16節)
クリスマスと聞くと、何が思い浮かびますか?サンタクロースとプレゼントですね。大人でも子どもでもプレゼント(贈り物)をもらうのは、うれしいものです。それが欲しかった物なら、尚更です。
冒頭の聖句を見て下さい。少し説明を加えます。独り子=イエス・キリスト、お与えになった=イエス・キリストが人となられたこと、世=私たち人間のことです。神は私たちを罪から救うために独り子イエスを、この世に遣わされました。それがクリスマスです。実はそれだけではなく、私たちの罪の身代わりとして十字架にかけるという意味もあります。ですから、神さまは独り子を犠牲にするほどに私たちを愛してくださるのです。神さまは私たちに、最高の贈り物として独り子イエスさまをプレゼントしてくださったのです。
プレゼントはもらうとうれしいものですが、あげるほうがもっとうれしいものです。子どもの時には分からなかった与える喜びを、親になって分かりました。サンタクロースになって、こっそりわが子にプレゼントし、喜ぶ姿を見るとうれしい気持ちになります。「受けるよりは与える方が幸い」(使徒20章35節)だからです。
最高の贈り物と題しましたが、不思議な贈り物と言った方が良いかも知れません。物ではなく、赤子のイエス様が贈り物だからです。私たちは目に見える物を欲しがりますが、神さまは私たちが本当に必要としているものをご存知です。それが、罪からの救い主であることを知っておられるのです。だから、赤子のイエスさまを救い主として地上に遣わされたのです。それがクリスマスです。感謝し喜んで、心の中に赤子のイエスさまを救い主としてお迎えしましょう。メリー・クリスマス!(2021年12月25日)