青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。(コヘレト12章1節)
「あなたは無知だね」と言われたら、貶(けな)されたと感じます。しかし、「あなたは自分がどんなに素晴らしいかに気づいていないから、無知だと言ったのです」と、言い直されたら、ほめられていることになります。人と較べて、素晴らしいのではありません。神はあなたを、そしてすべての人を、素晴らしい作品として創造されました。
まず人の体です。腸の研究で発見されたのは、腸内に住む菌には善玉菌と悪玉菌があるということです。悪玉菌は決してゼロにはなりません。善もあれば悪もある、人間社会と同じだと言うのです。大切なのは、その割合とバランスです。私たちの耳や目も、非常に精巧に造られています。人間が同じ機能を持つ耳や目を造ろうとしても、簡単ではありません。それほど素晴らしく造られているのです。それなら、もっと素晴らしいのは、それを造られた創造主である神です。テレビなどで、そうした人体の不思議さや精巧さが説明されますが、そうだったのか、と驚くことばかりです。まさしく無知でした。
指を怪我した時に気づいたのですが、体の中の救急隊が駆け付けて直そうと働きます。その働きで、何日かすると傷が無くなったようになります。治った指を見て、凄いなと思い、命の力、治ろうとする力に感動します。そんなの当たり前でしょうか?そこに私は、神を感じます。そして、どんな状態でも生きようとする生命の力を見ます。
神を知ることは、自分を知ることです。自分の中にある命と、そこに働く不思議な力に気づくことが、神を知ることに繋がります。人生は苦しみに満ちています。しかし、それ以上に素晴らしいもので満ちています。辛いことや、ストレスもありますが、その中に喜びを見出せます。あなたを創造された神があなたの中に、共に居てくださるからです。私は20歳の時、病気ばかりして暗い日々を送っていましたが、イエス・キリストを信じました。若い日に、私の造り主を信じました。今、振り返ると、何と幸いであったかと感謝ばかりです。人それぞれの生き方がありますが、最も素晴らしいお方であるイエス・キリストと出会うこと以上の幸いはありません。
主に申します。
「あなたはわたしの主。あなたのほかにわたしの幸いはありません。」 (詩編16篇2節)