見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。(ヨハネ黙示録3章20節)
私たちの心には、内側からだけ押し開けられる戸があります。
その心の戸をイエス様は叩いておられます。
私たちが自分から戸を開けて、どうぞお入りくださいと言うのを待っておられます。
無理やり入り込んだり、戸の隙間から勝手に侵入したりはされません。
私たちの自由な意志と自主性を、あくまでも大切にしてくださるからです。
それに対して、悪魔や悪霊は正反対です。勝手に侵入(不法侵入)し、こちらの意志や自主性を無視します。
戸の隙間から、いつの間にか入り込むのに気づきました。
ふと感じる先行きの心配や不安に、心が支配されることがあります。
誰にもあることでしょうが、恐怖が伴っているのに気づきました。
そこで、朝起きた時、「主イエスよ、私の心の戸を開けますから、お入りください」と祈ります。
前回、夜寝る前のことばを紹介しましたので、今回、朝起きた時のことばを記しています。
心は入れ物です。その中にどんな霊や思いが入って支配しているのかです。真空のままではいられないのです。
だから、心の戸を開いて主イエス様に入っていただき、不安や思い煩いを取り去っていただく必要があります。
健全で健康な心は、そこから生じます。
左の絵は、冒頭の聖句を描いたものです。
作者はホルマン・ハントで、題は「世の光」です。
私たちの薄暗い心に、光である主イエスを毎朝お迎えし、明るい心をいただきたいものです。
(2020年10月22日)