賛美:新礼拝讃美歌の序言から

私たちの主イエス・キリストの福音が宣べ伝えられたすべてのところにおいて、賛美歌には長く、そして貴重な歴史があります。大勢の人々を救いに導くために、聖霊は、賛美歌をお用いになりました。また信者たちも、さまざまな折りに賛美歌によって慰めと励ましを受けてきました。そして、神の民が「霊の歌」によって神様に賛美と礼拝の生贄(いけにえ)を献げること、これこそ賛美歌の最も重要な目的です。
わが国で「礼拝讃美歌」が、長く用いられてきました。その初版は1896(明治29)年、首藤新藏兄の編集により、182の詩(歌詞)のみによるものとして出版されました。この歌集は、聖書のみことばに単純に従って主イエスの御名のもとに集う諸集会の兄弟姉妹たちにより、長く用いられてきました。彼らはこれを片手に、喜びをもって賛美したのです。(カーリー兄) ある姉妹は台所に讃美歌のコピーを貼り付け、料理しながら口ずさみました。そのように、生活の中で、喜びをもって賛美する習慣を持ちたい、と祈ります。

祈り:最上のわざ
この世の最上のわざは何?
楽しい心で年を取り、働きたいけれども休み
しゃべりたいけれども黙り、失望しそうな時に希望し
従順に、平静に、自分の十字架を負う
若者が元気一杯に神の道を進むのを見ても嫉まず
人のために働くよりも、謙虚に人の世話になり
弱って、もはや人のために役立たずとも
親切で柔和であること
老いの重荷は神の賜物
古びた心に、これで最後の磨きをかける
まことのふるさとへ行くために
自分自身をこの世につなぐ鎖を
少しずつ外していくのは、まことにえらい仕事
そして何もできなくなれば、それを謙虚に受け取ろう
神は最後に一番良い仕事を残してくださる
それは祈りだ
手は何もできない
けれども最後まで合掌して祈れる
愛するすべての人の上に、神の恵みを求めるために

すべてを成し終えたら、臨終の床で神の声を聴くのだ
「来なさい、わが友よ、あなたを見捨てない」と。